わんこと海外に行く。それはとても微笑ましく犬だけに限らず家族にペットがいる方はとても楽しいことだと思いますよね!
ただ実際は考えなければいけないことは多いです。これは飛行機移動が伴うから、ではなく普段のお出かけにも言えるかもしれません。
まさに準備を進めている時に、非常に考えさせられる出来事もありましたし、我が家もチワワと一緒に海外渡航することは悩みの多いものでした。当然、わんこは喋ることができません。
行きたい?行きたくない?聞いても答えられません
日本に置いていく?それはナンセンス!置いていくくらいなら行かない!
飛行機移動は大丈夫だろうか?短時間ならまだしも、長時間預けるなんて何だか可哀そう・・・
そもそも必要な手続きって???
家族として飼い主として、楽しいことだけでなく考えられるリスクにしっかりと向き合う必要がありますよね。
私たちがチワワと共に移住する上での準備を纏めました
それぞれの細かい内容は別記事で書いていくので、まずはざっくり概要を把握いただければ!
必要な手続きを調べる
日本の動物検疫所サイトで出国要件を調べる
日本は世界でも数少ない狂犬病清浄国であることもあって、犬・猫を含むペットの入出国には厳しい条件が定められています。事前の検査や書類の準備は関係機関や動物病院とやり取りが必要になってきますが、話す相手が慣れた相手ばかりではありません。
間際になって出国できない!入国できない!なんてことにならないよう、時間に余裕を持って準備するようにしましょう!
検疫所のHPはこちら →→→ 動物検疫所ホームページ (maff.go.jp)
犬、猫に関するページはこちら →→→ 犬、猫を輸出するには:動物検疫所 (maff.go.jp)
渡航先の入国要件を調べる *カナダの場合
カナダではCFIA(Canadian Food Inspection Agency)が管轄しています。日本から入国する際、事前の届け出や検査予約などは必要ありませんが、税関をクリアする必要があります。
準備が必要な書類は下記のリンクから確認できます。
CFIAのサイトはこちら →→→ Bringing animals to Canada: Importing and travelling with pets
フライト予約をする
フライト予約については、準備編④で詳しくまとめています
実質、JAL、ANA、エア・カナダの3択です
機内持ち込み?機内預かり?
原則、ペットは「手荷物」という扱いになります。航空会社によって機内同伴の可否、体の大きさ、犬種、季節に関してなど、細かな要件があるので航空会社のホームページをよく確認して少しでも不安なことがあれば問い合わせてクリアにしましょう。
我が家の場合、成田 or 羽田→バンクーバーの経路でしたが、わんこに加えて子どももいるため、直行便が大前提でした。安価なことが多いですが、十数時間を要する経由便を選択肢に入れるわけにはいきません。
海外旅行を含めても国際便の経験は多くなかったため、3つを基準に一から調べました。
ちなみに2024年3月から成田・バンクーバー間の就航を開始したZIPAIRは身体障がい者補助犬などを除き、機内同伴、受託手荷物共に不可となっています。
- 直行便が就航している
- 機内同伴が可能
- 機内同伴が不可であればJALかANA
結果、直行便かつ機内持ち込みが可能なエア・カナダに決め、日程を調整しました。
クレートの準備
航空会社ごとに機内持ち込み、機内預かりそれぞれで、クレートの材質や大きさが規定されています。
基本的な規定の他、搭乗する機材(飛行機の種類)によってサイズ規定が変わる場合もあるので要注意です。
また、1フライトに対して機内同伴のできるのは合計○頭まで、など総数が決まっています。
エアカナダは5頭?10頭?までだったか・・・ホームページには記載がないはずで、予約の際にオペレーターの方が言っていました。つまり乗りたい便に乗れないケースも無いわけではない、ということだけは理解しておきましょう。
いずれにしても、フライトまでに数カ月の余裕があれば心配ないでしょう。
必要なワクチン接種、出国前に必要な検診を調べる
出国要件と入国要件を満たし、それを証明する書類を用意する必要があります
時間に余裕を持って準備しましょう!
詳しくはこちらの記事を参照ください。
マイクロチップの装着
日本では2022年(令和4年)6月以降、ブリーダーやペットショップ等で販売される犬や猫について、マイクロチップの装着が義務化されていますが、それ以前にお迎えしたペットに対しては任意となっています。
そのため、我が家のチワワも2022年より前にお迎えしているため、まだマイクロチップは装着していませんでした。
渡航先によっては必ずしもマイクロチップの装着が義務となっていない場合もあり、現に2024年4月時点でカナダは必須ではありませんでしたが、また日本に戻る場合など総合的に考えると必要性があったため、出国前に装着しました。
あとからマイクロチップを装着する場合、狂犬病ワクチンを接種するタイミングに要件があるので要注意!
動物病院への問い合わせ
かかりつけの動物病院へ必要な検査や書類の作成について、確認しましょう。
上にも書いてある通り、ペットを連れての海外渡航は決して多いケースではないので、先生であっても初めてだと考えた方がいいです。先生たちからしてみれば、
書類に不備があったがために渡航できなかった!みたいなトラブルは勘弁してほしいですからね。
お互い負担なく準備するためにも、自分で説明できるようにしてから問い合わせた方がいいと思います!
私たちの場合は、担当してくれた先生自身も関係サイトを細かく見てくれたみたいで。。感謝感謝です。。
ワクチン接種
我が家のケースでは、出国前の時点で健康かつ狂犬病ワクチンを接種していれば、ワクチンの観点ではクリアでした。
これは普段のケアを当たり前にしていれば問題はないと思いますが、渡航先に応じて確認するようにしましょう。
混合ワクチンの接種歴や去勢済みか否かも、書類の中に記載があるとより良いと思います。
まとめ
複雑な部分も多く、ネット上でも以外とこれが準備するもの全て!みたいな情報は皆無。しかも渡航先によって異なる場合もあるので、我が家も非常に苦労しました。
書類はこれでいいのかな・・・
入国できませんってことないよな・・・
9時間もフライト大丈夫かな・・・
入国するまでずっと一抹の不安を抱えていましたが、無事カナダへ入国・日本への帰国も何とかできました。
各準備フェーズの詳細も是非参考になれば嬉しいです!