前回記事はこちらから→→→ 【わんこ準備編①】わんこと海外移住するということ
前回も書いた通り、日本は世界でも数少ない狂犬病清浄国です。
犬・猫を含むペットの入出国には厳しい条件が定められているため、関係機関や動物病院とやり取りして事前の検査や書類の準備が必須となります。
私たちの場合、まずは動物検疫所のホームページからざっくりと要件を把握するようにしました
犬、猫に関してはこちらに各STEPにわけて説明されていますが、実際に行ったものを踏まえて纏めてみました
全体のタイムライン
装着済みの場合や、渡航先の要件になっていない、早期帰国の予定が無ければ省略可能です
*わんちゃんには少し負担ですが、装着することをお勧めします!
狂犬病ワクチン接種1回目
マイクロチップ装着前のワクチン接種は原則無効です(装着と同日接種は可能)
狂犬病ワクチン接種2回目
狂犬病抗体検査 *2回目接種後、7~14日後の採血が推奨
輸出検査予約
輸出検査(輸出検疫証明書の交付)
Have a safe flight!!
振り返っても時間かかったなぁ・・・
STEP1 渡航先の国へ入国するための条件の確認
まず渡航先の条件を調べるのですが、これは準備編③で纏めていますので、そちらも是非ご覧ください!
STEP2 犬・猫が日本へ戻ってくる可能性がある場合
「短期滞在」というカテゴリになります
我が家の場合、当初は戻る気が全くなく読み飛ばしていたのですが、獣医師さんのアドバイスもあって準備をしておくことにしました
簡単にいうと、
狂犬病ワクチン2回目接種後の採血日から180日間の待機期間が経過してから、入国しなければならない
ということです。
つまり、必要措置をせずに渡航後すぐに日本に帰らなくてはいけなくなった!
となったとしても、半年は帰ることができないことになります。
*厳密には帰国はできますが、待機期間が明けるまで係留されてしまいます
詳細は帰国編を是非ご覧ください
↓準備中です
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STEP3 渡航先の入国条件を満たす処置(予防注射など)の実施
STEP2とSTEP3は順番が逆でも問題ありませんし、一緒に考えて進めた方が効率的です
恐らく大半の獣医師さんが対応するのは初になるのでは・・と思いますので、
STEP1~3をしっかり理解して獣医師さんと相談しましょう!
ちなみにカナダの場合は、
狂犬病ワクチンが接種され、健康であることを証明する書類を英語またはフランス語で用意する
のみで、指定のフォーマットも無かったので、日本のフォーマットを参考に自作しました。
もしご興味あれば、お問い合わせフォームよりご連絡ください
Draft
STEP4 輸出検査の申請
出国日の10日以内に行うのが輸出検査で、予約はNACCS、またはメールにて行います
*動物検疫所のホームページから画像を引用しております
どちらを使った方がいい、というのも無さそうです
私の場合は、システムから申請した方が内容変更の届出があっても過不足や行き違いが無いかなと思い、NACCSから電子申請しました。
ただ、検疫所では共通のメールアドレスが使用されており、所内の中でバッチリ共有されているそうです
STEP5 輸出検査(輸出検疫証明書の交付)
検査は実際に検疫所に出向いて行います
検査といっても書類と簡単な検診のみなので、所要時間は1時間程度でした
成田を始め、国際便の出ている主要空港や港で検査ができるので、
渡航先、出発時刻などを基にどこで検査を受けるか選びましょう
我が家は夕方の便で時間に余裕があったため、当日検査を行いました
事前に書類もOKをもらっていたけど、検査中は内心ドキドキ・・
輸出検疫証明書をもらい、キャリーバッグに検疫済みのタグをつけてもらえれば完了です!
まとめ
ざっと纏めても、
- 動物検疫所
- 生物科学安全研究所
- 動物病院
- 渡航先の大使館or動物検疫機関
と、関わる相手は多岐に渡ります。さらに航空会社ともやり取りが必要なので何が何だか・・・
私もそれぞれのホームページを行ったり来たりしながら情報を集めました。
準備中は大変ですが、時間に余裕をもって臨めば大丈夫です!
次回は渡航先の入国要件について投稿します!